ネオトラディションの玉地です。
私が長期インターンから弊社に入社した経験や、アドバイザリー業務を行ってきた経験を踏まえ、長期インターンを行う際のメリット/デメリットについておまとめ致します。

インターンについて、30社ほどにヒアリングを行ったところ、下記のような質問を頂きました。

・長期インターンのメリット/デメリット
・長期インターンの制度の作り方は?
・長期インターンの受け入れ業務はどのようなもの?
・長期インターンの時給は?
・長期インターンの契約書は?
・長期インターンはどのように告知すればいいの?

本日は上記の質問にある程度網羅できるように、過去のケースを交えて記載致します。

下記、メリットとデメリットを挙げた後、デメリットを解決するための施策を記載しながら開設致します。

※文末に、長期インターン無料掲載についても記載しています。

長期インターンのメリット/デメリット

私が今まで行ってきた長期インターンの受け入れやアドバイザリー業務を通じた、メリット/デメリットを簡単ですがまとめました。

長期インターンのメリット

①人手が確保できる
②社員雇用をするよりも1人あたりの人件費を抑えられる
③新卒採用を行う企業の場合、採用につながることもある
④インターンを経て入社した方がやめにくい

上記4点は挙げることができます。一般的な内容なので、特筆すべきことは無いかと思います。

=前提の考え方「インターンの受け入れは採用選考に必ず繋げないと行けない」というわけでない=

今回インタビューをすると、多くの企業担当者様が、「インターンを受け入れする余裕が無い」とおっしゃっていました。

その担当者様に「人手が足りない部署や事業はないですか?」と聞くと、「たくさんあります」とお答えされるケースが多いです。

→インターンという言葉に惑わされがちですが、採用目的だけで受け入れする必要はありません。

中途採用や新卒採用の社員をアサインするように、人手が足りない仕事にアサインすることで事業上メリットにもなります。

長期インターンのデリット/疑問

①制度を作ることが負担
②受け入れ社員の負担が大きい(特にシフト管理)
③新卒採用を行う企業の場合、ネガティブな印象をもたれる場合も有る
④採用選考に関する指針に抵触する恐れがある?
⑤自社ではどのような業務でインターンを受け入れできるかわからない
⑥インターン登用の料金がわからない

それぞれ問題点と簡単な対策方法を記載致します。

①制度を作ることが負担

「長期インターンの制度設計」という捉え方をすると、とても大変なことに感じられる人事の方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、長期インターンシップの受け入れを考える際に、下記にスキームに沿って考えるとうまく行きやすいと考えています。

・インターンの目的決定
・受け入れ形態と職種
・報酬/拘束日程の決定
・契約書準備
・広報/告知マーケティング/予算
・面接
・シフト管理

先日アドバイスを行ったとある企業を事例に説明致します。

事例企業:社員50名ほどのIT企業A社

先日、「長期のインターンシップを登用したい」ということでご依頼を頂き、ヒアリングフレームワークを活用したインターン計画の作成をご一緒しました。

A社は、関東と関西に拠点を持つ、売上規模8億円程度のベンチャー企業様でした。
ウェブマーケティングシステムの提供と、メディア運営をされています。新卒採用は2017年卒でスタートし、2名、4名の入社につなげてきました。

1時間程度の打ち合わせを行い、下記の内容を決定しました。

■インターンの目的決定
1:新規顧客獲得
2:評価が良い学生は採用につなげる
■受け入れ形態と職種
受け入れ形態
自社受け入れ/リモート作業を組み合わせて取り入れ
職種
新規顧客獲得営業電話、ライター、セミナー開催運営、リサーチ(顧客となる情報収集)
■報酬/拘束日程の決定
報酬:オフィス受け入れ:時給1,100円(試用期間:20時間まで900円)
ライター:1記事1,500円
勤務日程:週1日〜、1回4時間以上の勤務想定
期間:2ヶ月以上
※毎日1人はインターンに来てもらうことを想定し、1回の募集で4~5名程度の登用を想定
■契約書準備
契約書は、同社が使われている雇用契約書と、機密保持契約書をインターンシップ用に修正して利用する
■広報/告知マーケティング/予算
今年度インターンシップ採用にかけられる予算は60万円まで
費用をかけないようにリファラルを積極的に活用する
※インターンの応募人数は、
ナビ媒体経由:エントリー年間30名程度、面接8~10名程度、登用2〜5名程度
その後、インターン学生からのリファラルで採用を行う
■面接
人事と担当部署の社員と面接を行う。
面接回数は1回。1週間以内で合否連絡を行う
■シフト管理
※シフトの提出は、月に2回提出し、シフト組を行う
シフト管理は人事/採用担当が全体人件費の予算取りまとめを行い、担当部署の社員とスプレッドシートにて共有する。

上記のような決定事項を決めることで、インターンシップ内容の大枠を考えました。

※決定事項は、そのまま皆様の会社でもお使い頂けるかと思いますので、お役立て下さい。

②受け入れ社員の負担が大きい(特にシフト管理)

こちらの問題に関しては、上記の企業の例を考えると、月に2回程度のシフト提出を行ってもらうことで、1月あたりの調整に費やす時間は30分〜1時間程度となります。

多くの学生が曜日固定でのアルバイトのような認識をすることが多いです。

注意点としては、当日や前日の欠勤が出る可能性があることです。そのため、できる限り1度の受入人数をふやしておき、欠勤の対応ができるようにしたほうがいいと思います。(5名程度〜が理想)

③新卒採用を行う企業の場合、ネガティブな印象をもたれる場合も有る

こちらは、長期インターンを行う際には避けて通れません。

ですので、期待値の調整ではありませんが、
・基本的には採用よりも、質が高い人員アルバイトメンバーの確保という位置づけでインターン登用を行う
・お互いにマッチしたメンバーがいた場合に採用を行う
というスタンスで取り組んで頂けるといいかと思います。

いい点、悪い点を見て頂き、学生にフィットするか判断をしてもらう」ためにインターンを行うというご認識を持つべきでしょう。
※入社後の離職率が低く、活躍する人材の見極めにも繋がります。

④採用選考に関する指針に抵触する恐れがある?

つい先日、「採用直結のインターン、政府も禁止要請へ 21年春入社」(2019年2月26日:朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASM2T4DZ9M2TULFA00P.html
という記事が出ました。

本来、就職のためにインターンシップを行うものですが、政府から禁止要請がされる可能性が有るとのことです。

取る対策としては3点、有るかと思います。

ⅰ:「採用につながるものではありません」と明記してインターンを受け入れる
ⅱ:アルバイトとして受け入れる
ⅲ:気にせず行う

日系中堅/大手企業の皆様は、ⅰ、ⅱの方法をとって告知を行う企業が増加すると見込んでおります。

特にベンチャーや中小企業で経団連に加盟していない企業の場合、要請も特段気に留めず採用を前提としたインターンを行う企業がほとんどかと思います。

各社判断となりますが、ミスマッチを防ぐ上で非常に有効な打ち手だと考えますので、ぜひ効果的に活用していただければと思います。

⑤自社ではどのような業務でインターンを受け入れできるかわからない

上記のような一般化しているものから、企業様ごとにお悩みも有るかと思います。

1時間程度直接お伺いさせていたき、ヒアリングを通じて無料アドバイスを行っております。

ご希望される方は、tamachi@neotradition.co.jpまで、メールでご連絡下さい。

⑥インターン登用の料金がわからない

月額料金がかかる掲載型の場合は数万円〜数十万円、採用成果報酬の場合5〜15万円が大体の相場となります。

【インターンにかかる費用についての他記事】
https://mitsucari.com/blog/internship_cost/

【インターン募集サービスの比較一覧サイト】
https://www.hr-force.co.jp/saiyogo/201811121533

一番効率がいいやり方は、「インターン学生から周りの学生に紹介をしてもらう(リファラル採用)」ことになります。

※弊社のインターン採用はこのやり方で登用を行っており、基本的に1円も採用コストはかかっておりません。

皆様がインターン採用を行う際には、1〜3人程度は有料でも集め、その後無料でリファラル採用を行う。(いくらか紹介元の学生さんにお支払いされてもいいかもしれません。)

※ちなみに、弊社のイベントサイトDocsでは、1年間掲載無料/採用成果報酬無料で長期インターンの募集を掲載可能です。ご興味が有る企業様はお気軽にお尋ね下さい。

【まとめ】
インターンの学生さんとうまく協力することで、一緒に事業を大きくすることができると考えています。
後の採用につながるインターンを是非活用してみて下さい。

インターン採用にお困りのことがあれば、お気軽にご連絡いただければと思います。

弊社サービス紹介

今回、下記の弊社スカウトシステム(マッチング/サービス)に関しまして、トライアル利用希望企業様を募集してます。

・長期インターン掲載:無料(1年間掲載費無料/1名採用あたりの費用も無料)

こちらのフォームにインターン情報を入力して頂けましたら、弊社情報媒体Docsで、インターンの情報を掲載致します。

・オファーサービス
①初年度50万円:何名内定が追加で出ても、追加料金なし
②1名マッチングあたり2,000円の特価料金:100名マッチング保証(20万円)、追加1名あたり2,000円

※オファーサービスをご利用頂いた企業様は、イベントページの作成も含めてすべての機能をお使い頂けます。
定価は下記記載致します。

昨年11月からスタートした、マッチング・オファーシステム「A-MATCH」では、上位校学生のデータベースに直接アクセスをすることができます。

大学、学部、属性、インターン参加経歴などの検索条件で学生を表示し、複数の学生さんに一括でオファーを送ることができるサービスです。

【マッチングサービス概要】

現在学生登録約2,000名(東大、京大、早、慶などが中心)、クライアント9社

三井住友銀行様
AGC様
三菱重工様
ザイマックス様
鹿島建設様
ビザスク様
ディマージシェア様
PLAN-B様:2019年1月末より
三菱電機様:2019年2月より

※今年度中に、学生数3000名、クライアント約20社程度を見込んでいます。

料金体系(定価)

下記の3種類からお選び頂けます。

①1名マッチング単価8000円〜/マッチング:個人情報開示(人数によって最安3000円〜)

②1名内定課金:1,300,000円/内定(人数によって最安1名600,000円〜)

③フリープラン:3,000,000円/年(何人内定が出ても追加料金一切無し)

詳細は、マッチング・オファーシステム「A-MATCH」の資料をご覧ください。

 

その他、イベント計画の立案やセミナーメッセージ作成補助、スポットでのイベントコンサルや、他社エージェント紹介、学生ニーズヒアリング調査なども行っています。

詳しくはここちらの資料を御覧ください。

お問い合わせは、ネオトラディション玉地宛にご連絡ください。

tamachi@neotradition.co.jp

080-4383-6616

また、長期インターンの募集に関しては無料で行っております。ご興味があれば是非ご連絡下さいませ。