UT-CUP2011優勝チーム:その後インタビュー

2011年9月に開催した、UT-CUP2011の優勝チーム、
「Agri Energy Unity」の皆様にインタビューを行いました。
このチームは、メンバーの研究内容をビジネスプランに発展させたチームです。
オイルパーム農場が抱える問題「廃棄物処理」を、研究分野の特許技術を用いて2種類のバイオ燃料を生産するというプランでした。エネルギー調達、食糧危機、環境問題、経済効果の分野での公益をもたらすものとして、発表されました。
そして、コンテスト参加の発起人でもある谷本さんは、当コンテスト後にも様々なビジネスプランコンテストに出場し、2012年4月に起業を果たされています。
起業された株式会社エスキュービズム・アグリエナジーユニティのオフィスにお伺いし、いくつかの質問に答えて頂いたので、インタビューの様子をお伝え致します。

参加者:
谷本さん、尾田さん、牛房さん、久保さん(以下敬称略)

Q1:エントリーのきっかけは?
一同:谷本さんから紹介を受けました。
谷本さん 谷本:当時、ビジコンの情報をまとめたポータルをチェックしていました。賞金がすごいなと思って迷わずエントリーしました(笑)コンテスト当日は、私のMBA試験の日程と被っていたため、尾田君をリーダーとして、牛房さん、久保君に協力してもらい、チームを結成しました。久保君とは、東大学内のビジコンで知り合って、声をかけました。





Q2:コンテスト中のエピソードを教えて下さい。
一同:ずっと楽しかったです(笑)
牛房:私は2人が頑張ってるのを見て楽しかったです。他のチームのスライドもみて、楽しんでました。私たちのチームは、アントレプレナー道場でスライドできあがっていて、、、結構ひまだったよね?
久保:いやいや、忙しかったよ(笑)なれない損益計算をしてて、すごく忙しかったです。人件費の予想とか、ひたすら行ってました。いつもは法学部の勉強で過去の判例を沢山みているのですが、ビジネスコンテストでは、自分でプランを一から作って行くという経験ができてとても楽しかったです。
尾田さん 尾田:僕は自分の研究がどんどん数値化されていって楽しかったです。自分の行っている研究が、意味のあることなんだなって気付かされました(笑)牛房さんにはスライドをキレイにしてもらう役目を押し付けて、最終日僕は寝てました。
牛房:私はそれくらいしかできる事がなかったので(笑)
谷本:私はMBAの試験でとても忙しかったです。
一同:笑



Q3:昨年のコンテスト後の活動を教えて下さい。
尾田:自分の研究分野をビジネスプランの題材にしたので、今はその研究を進めています。僕の研究科では珍しいのですが、ビジネスコンテストに参加して、事業計画を作ることが本当に楽しいと思い、シンクタンク中心就活をしました。無事にその1社に内定することができ、来年からは国の政策決定等に関わっていきたいと考えています。
牛房さん 牛房:私は初めてビジネスプランコンテストに参加したですが、とても楽しいと思い、その後もいくつかのコンテストに参加しました。11月には北京でのコンペティション、12月にはキャンパスベンチャーグランプリなどに参加しました。
久保:北京では、環境問題の解決にフォーカスしたプランとして、同じプランをブラッシュアップして発表しましたが、中国市場では評価されませんでした。「環境問題はいいからエネルギーがどのくらいとれるの?」という質問ばかり。他のチームの糖尿病に対するプランがとても受けが良かった事が印象的でした。自身の生活といえば、特に変化なかったです(笑)普通に試験を受けて、普通に就活をしていました。
谷本:一番変化したのは私だと思います。MBAの二次試験の日に東大出身の経営者が集まる会に顔を出し、薮崎氏(株式会社エスキュービズム社長)に会い、その日に出資をして頂けると言って頂きました。MBAに行くよりも、早く起業してしまった方がいいぞと。やるなら一緒にやろうと。

Q4:100万円の使い道は?
谷本:4分割しました。私は今の事務所の近くに引っ越しを行った際に、敷金、礼金として利用させて頂きました。
久保:海外に行く機会があったので、その資金に充てました。
牛房:私は就活が始まる直前だったこともあり、スーツ、靴を新調しました。後は、両親にプレゼントをしました。
久保:ずるいな、そういう綺麗なエピソード、何かいい事言っておけば良かった(笑)
一同:笑
尾田:僕はたぶんまだ口座に入っています。使ってないはずです。投資しないと(笑)

Q5:今後のUT-CUPに望む事を教えて下さい。
久保さん 久保:ビジコンは、「おもろい人」がいるイベントだと思っています。無味乾燥だとつまらないので、UTカップ2011のスターオンデマンド、Link Senceの様な非常に個性的なメンバーが集まるような場になってほしいと思います。
谷本:京大カップがあるように、早稲田カップ、慶應カップなどが開かれて、七帝戦の様な大会になったら面白いと思います。他には、一橋とかMBAの学生と、東工大の様な理系の学生がチームを組んで、文系理系がくっつくコンテストとか。学生だと数字が甘いものになるのでMBAの方の参加でその点も担保できるし。文系だと、ビジネススキルはあるけど、アイデアが無いという人が沢山いるので、そういったシナジーが生まれると思います。
尾田:僕は研究しかしてないので、研究者的な観点から。理系院生は、自分の研究が意味ないと思っている人が実は沢山いるんですよ(笑)なので、自分の研究が意味あるものだと気付くようなコンテストで、院生の為の希望になるといいと思います。
牛房:私は個人的に兄も理系で、父も理系で、母親だけが文系なのですが、考え方が理系に偏っていると思うんです(笑)なので幅を広めて世界の学生と交流できる場になるといいと思います。海外では、企業が研究に資金を積極的に提供しているし、事業化しているものも多いようです。研究をビジネスにしているということで、生き甲斐がそこで見いだせるみたいで、そのような場になればいいと思います。

インタビュー終了後、実際の商品の展示スペースに案内して頂きました。


起業されたエスキュービズム・アグリエナジーユニティーでは、LEDを用いた水耕栽培キットを開発、販売を行われています。簡単に家庭栽培を楽しめる小規模キットから、飲食店で使用する大規模キットまで様々なバリュエーションが用意されています。「家庭で使うには、とにかく値段を安くしろ」という薮崎氏(株式会社エスキュービズム社長)の声で、既存製品の5分の1の値段の水耕栽培キットを開発。様々な種類のハーブ等が、エスキュービズム社のエントランスでLEDに照らされ、輝いていました。


インタビューにご協力頂いた、尾田さん、久保さん、牛房さん、谷本さん、本当にありがとうございました。学生ビジネスコンテストからの事業化例、起業例も多くみられるようになって参りました。その先駆けとして、スキュービズム・アグリエナジーユニティーの成功を応援させて頂ければと思います。弊社では、これからも学生の皆様の成長を少しでも後押しできるようなイベントを開催していく所存です。

最後に水耕栽培を囲んで最後の1枚

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